リードユーザと共にFujisawaSSTの未来を考えよう

リードユーザは、障がいを持ちながら、様々な工夫でこれを乗り越えて自立して暮らしていて、健常者にはない視点を持っている方のこと。リードユーザと一緒にSST内を観察することで、今まで気がつかなかった良さや課題を発見します。発見したことをもとに、FujisawaSSTをもっと暮らしやすい街にするために必要なことをみんなで考えてみませんか?

場所:Fujisawa SST SQUARE Center
日時:7月28日(日)10:00~12:00
募集人数:20名(先着順です)
     中学生以上。お子さま連れでも参加いただけます。
参加費:無料

お申し込みはこちらの申し込みフォームから>>

  • 雨天順延。その際には当日朝9:00までにご連絡します。
  • 30分程度SST内をリードユーザと歩いて観察します。歩きやすい服装でお願いします。
  • 飲み物とお菓子をご用意してお待ちしてます。
  • 当日は写真・動画・録音などで記録を行います。

<プログラム>
1:自己紹介
2:リードユーザと一緒にFujisawaSST 内をフィールドワーク
3:グループワーク
  *FujisawaSSTの中の見過ごしている不便や魅力を見つける
  *現在の課題を見つける
  *未来へ向けたアイディアをみんなで考える

主催:Fujisawa SST 協議会 代表:パナソニック株式会社 担当:小嶋
運営:株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ 

<お問い合わせ先>
(株)インクルーシブデザイン・ソリューションズ(担当 高山)
TEL:03-6268-8028
MAIL:n.takayama@i-d-sol.com

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ワークショップお申込み

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または、同じ内容をメールにて
n.takayama@i-d-sol.com
宛てにお送りください。

後日担当者より、お申込み完了のご連絡をお送りいたします。

7月24日(水)12:00-14:00
「藤沢の夏野菜×イタリアン×Fujisawa SST」
7月28日(日)10:00-12:00
「リードユーザと共にFujisawa SSTの未来を考えよう」

希望日(必須)

代表者お名前 (必須)

ふりがな(必須)

参加者数(必須)

当日連絡先 (必須)

メールアドレス (必須)

小学校3年生以下のお子さまが参加する場合は下記のメッセージ欄にお子さまの年齢を記載して下さい。

メッセージ

※ご記入頂きました個人情報は、本ワークショップの目的以外には使用致しません。

藤沢の夏野菜×イタリアン×FujisawaSSTの未来

藤沢の夏野菜を食べながら、
みんなでFujisawaSSTの未来を考えてみませんか?

場所:FujisawaSST コミッティセンター
日時:7月24日(水)12:00~14:00
募集人数:20名(先着順です)
     小学4年生以上。お子さま連れでもご参加いただけます。
参加費:無料

お申し込みはこちらの申し込みフォームから>>

  • 地元藤沢産の夏野菜を中心にイタリアンでお召し上がり頂く予定です。
  • 小麦粉、卵、オリーブオイル、ナチュラルチーズを使用予定です。
  • 当日は写真・動画・録音などで記録を行います。

<プログラム>
1:自己紹介
2:藤沢の野菜を使った料理の実食
3:グループワーク
  *FujisawaSSTへの思いをお聞かせ下さい
  *未来への思いをお聞かせ下さい

主催:Fujisawa SST協議会 代表:パナソニック株式会社 担当:小嶋
運営:株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ 

<お問い合わせ先>
(株)インクルーシブデザイン・ソリューションズ(担当 高山)
TEL:03-6268-8028
MAIL:n.takayama@i-d-sol.com

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名古屋体験会お申込フォーム

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メッセージ

インクルーシブデザイン体験会in名古屋

新たなモノづくりコトづくりに活かす  
インクルーシブデザイン体験会

名古屋にてインクルーシブデザイン体験会を初開催することになりました! 
今までは東京のみでの開催でしたが、東海地区の皆さまからのご要望にお答えして、ついに開催が決定致しました。
是非、皆さまのご参加お待ちしております。

車椅子リードユーザユーザーと一緒にお店で買い物をしている風景

【プログラム】
・デザイン思考/インクルーシブデザインとは? 
・フィールドリサーチ・チームビルディング
( リードユーザーと一緒に街を散策し気づきを発見します。)
・発表・終了

【開催概要】
第1回:2019年6月4日(火)18:30〜22:00(受付開始 18:15〜) 満席
第2回:2019年7月9日(火)18:30〜22:00(受付開始 17:50〜)満席
第3回:2019年9月18日(水)18:30〜22:00(受付開始 17:50〜)
第4回:2019年10月4日(金)18:30〜22:00(受付開始 17:50〜)

第1回会場:メゾンオザワビル403号室
      名古屋市中区栄4丁目16-24
第2回会場:名古屋日興証券ビル地下2階 TKPセミナールーム3
※第3回会場・第4回会場については栄周辺にて現在調整中です。

定員:各回15名 ※先着順参加費:参加無料

(申込方法)
ホームページの申込フォームに必要事項の記入をお願いします。
>>申し込みは申し込みフォームから

主催:株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ
共催:一般社団法人 日本ダイバーシティ推進協会

(お問い合わせ)
名古屋体験会のお問い合わせについては下記までご連絡下さい。
(株)インクルーシブデザイン・ソリューションズ 西日本支社(担当:佐野)
TEL:080ー5155ー9521 
Mail:m.sano@i-d-sol.com

インクルーシブデザイン体験会in名古屋案内チラシpdf

インタビュー

セミナー講演者インタビュー

東京大学 大学院 工学系研究科
建築学専攻准教授
博士(工学)、一級建築士
松田 雄二氏

松田先生顔写真松田准教授は、視覚障害者の歩行環境、重度重複障害者の地域環境、福祉施設の計画など、幅広くフィールドワーク、ワークショップを実践され、これからの建築計画学を担う研究者として、とても注目されています。
今年、4月に施行された「障害者差別解消法」に先駆け、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会に向けてアクセシビリティ協議会の作業部会のメンバーでもある視点からお話を伺いました。

私は、建築や都市空間がどのようにユーザーのニーズを受け止めているのか、そもそもユーザーのニーズはどのようなものなのか、実際の場面において確かめることを目的として研究を行っています。
現代の日本は高齢化の急速な進展や止まらない少子化の進行などに象徴されるように、社会が劇的に変化しています。そのなかで、これまで「あたりまえ」のものとされてきたユーザー像が極めて多岐にわたり、また、わかりにくくなっています。
このような多様化するユーザー像や施設に求められる要件を再定義し、結果として各種施設に求められる建築計画の姿を明らかにしていきたいと思い、医療・福祉施設の計画や視覚障害者の歩行環境、重度障害者の住宅ユニバーサルデザインの研究を行っています。

多様な活動のなかでひとつだけ変わらないのは、「使い手の視点にたつ」ということに重点をおいていることです。
そのためにも使い手の話を聞き、動作や環境を観察し、社会的な手法から心理学的な手法、そして、建築計画的な手法を用いながら、日々、そのフィールドに立ち、幅広くワークショップなども行いながら、研究を行っています。

現代の企業はすぐれたシーズ(技術)をいくつも持たれていると思いますが、他方でユーザーのニーズについては、残念ながら充分な知見を持たれていないように感じています。結果として、「多様化するユーザーのため」の商品や技術に対し、狙いとしているユーザー像や使いやすさの面で疑問を感じることが多々あります。また、ユーザーの観察にはノウハウが必要ですが、その習得は簡単ではありません。
ユニバーサルデザインやインクルーシブデザインと言った手法を活用することで、企業はユーザーの真のニーズを見つけやすくなります。
今回のセミナーでは、実際の具体例を交えながら、「豊かな社会」をつくるユニバーサルデザイン、インクルーシブデザインについてお伝えします。

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「リードユーザー・イノベーション」セミナー
日程:2016年5月17日(火)13:00〜17:30
会場:ソラシティカンファレンスセンター ルームC(御茶ノ水)
定員:100名(50社)
受講料:一般:32,000円(税込) ※1社あたり2名まで参加可能です

セッション1では「企業リスクとチャンス」「障害者差別解消法」とはを掘り下げ知識を得ます。
セッション2では、「企業チャンスにどのようなイノベーションが生まれる可能性があるのか」を具体的な企業事例などでご紹介させていただき、実践に向けた理解を深めます。
セッション3では、会場の各グループのリードユーザと共にインクルーシブデザインワークショップ体験や意見交換を行うことで自社に当てはめた具体策を持ち帰っていただきます。
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第2回みんなでつくるまちづくり推進協議会勉強会

第2回みんなでつくるまちづくり推進協議会勉強会

真夏の日差しが照りつける日々が続いておりますが、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか?「みんなでつくるまちづくり推進協議会」主催の第2回勉強会を、下記の通り、開催いたします。
この協議会ではハード・ソフト・そしてITのユニバーサルデザインの確立とそれらの連携こそが大切だと考えております。今回は多様な人が安心して楽しく暮らすための情報発信、コミュニケーションのあり方について考えるきっかけとなるよう、ウェブアクセシビリティについてお話を伺います。個人・学生・企業・団体問いません。ご興味ご関心のある皆様、お誘いあわせの上ご参加下さい。

『みんなでつくるまちづくり推進協議会』
松村道生

日 時:2015年9月4日(金) 19:00〜21:00
会 場:みんなでつくるまちづくり推進協議会
            千代田区有楽町1 – 6 – 6 小谷ビル2階
参加費:500円
講 師:伊敷 政英 総務省ウェブアクセシビリティ基盤委員会副委員長、      
            Cocktailz代表 みんなでつくるまちづくり推進協議会
交流会:勉強会終了後に交流会を予定しております(会費1,000円)


あなたの想い、伝わっていますか?
?製品・サービスの魅力を多様な人へ届けるために?

開 会:挨拶 松村道生  みんなでつくるまちづくり推進協議会の目的と活動内容まちづくり風景

第1部:基調講演 伊敷政英
「ウェブアクセシビリティって何?」
・日々変化する多様な人々へ対応するウェブサイトとは何か
・これから必要なウェブアクセシビリティの基本
「これからのwebの成功とリスク、その時、あなたのホームページは大丈夫なのか?」
・ウェブアクセシビリティの成功事例
・シドニーオリンピック「IOCウェブアクセシビリティ訴訟」から学ぶ自社ホームページに潜むリスク

第2部 :ワークショップ  5人1グループで
「ウェブの魅力とアクセシビリティの向上のための方法論と実践」
・自社ホームページのアクセシビリティチェック
・リードユーザによる自社ホームページのウェブ利用の視点を観察
・見過ごしている自社ホームページのアクセシビリティリスクの理解
・自社ホームページのアクセシビリティの向上に向けた項目出し

◯今後の勉強会開催予定
第3回 10月2日(金) 19:00〜21:00
第4回 11月6日(金) 19:00〜21:00
第5回  1月8日(金) 19:00〜21:00
第6回  2月5日(金) 19:00〜21:00

◯今後の勉強会内容 ※内容は変更となる場合がございます
・障碍者差別解消法を学ぶ
→国際弁護士をお招きして法律の理解と次の一手を学びます
・テレビや映像のアクセシビリティ
→WAIC担当者より最新の情報を学びます
・使いやすさをアップするホームページのJIS規格ポイント
→規格策定担当者から策定の経緯と対応のポイントを伺います
・千代田区のオリンピック・パラリンピック対応
→オリパラ担当者に対応内容を伺います
・ユニバーサルデザインの取り組み事例
→羽田国際線ターミナル事例他

(参加申し込み方法)
moshimoshi@i-d-sol.comもしくはFAX:03-6268-8029まで必要事項を記入の上お申し込みください。
※必要事項
氏名、企業名、部門名、連絡先電話番号、メールアドレス、懇親会への参加の有無(参加の方は当日会費1000円をお支払いください)

【お申込み、お問い合わせ先】
みんなでつくるまちづくり推進協議会(担当:松村)
TEL : 03-6268-8028
Mail: moshimoshi@i-d-sol.com

PDF版のご案内はこちらから>>>みんなでつくるまちづくり推進協議会第2回勉強会

異業種交流に関する意見交換会

異業種交流研修に関する意見交換会のご案内「複数の企業様が参加する異業種交流研修2015」の実施に先立ちまして、送り出し側である人材育成の責任者にお集まりいただきまして、「異業種交流に関する意見交換会」を開催いたします。
他社の人材育成担当者様と異業種交流という場について意見交換をしながら、人材育成や組織開発のヒントを持ち帰ることが可能です。また、本交換会終了後に、軽食付きの交流会を行いますので、併せてご参加ください。

主催:株式会社シナプス、株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ
日時: 2015年 9月 11日 (金) 15:00-18:00
場所:インクルーシブデザイン・ソリューションズ 有楽町ワークショップセンター
         東京都千代田区有楽町1-6-6 小谷ビル2F 
対象:異業種交流型研修に前向きなご意見をお持ちの人事担当者様
定員:15社限定 ※定員になり次第締切とさせていただきます

参加費:無料 ※交流会のみ1,000円

内容

第一部:15:00-15:40 基調講演
「異業種交流が果たすスキル向上と組織活性化とは」
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社
人事部 部付 SPE(シニアプロフェッショナルエキスパート) 佐野雅人氏

佐野部長写真佐野様は、トヨタGで、技術者の育成に長年携わり、思い込みの打破から違いを価値に変えること、これまでの問題解決能力に加え、問題発見能力を養うこと、多様性を受容したチームづくりなどを行って参りました。4月よりトヨタ自動車で、グループ再編による文化の融合、価値観や考え方の架け橋としてコーティネーターの役を担われてます。

1.トヨタグループの人材育成の課題
2.異業種交流における自社の取組例 (成功例と失敗例、その要員とは)
3.異業種交流で効果の出せるテーマ
マネジメント力・問題解決能力・ロジカルシンキング・ビルディング力・多様性受容 問いを立てる力・聴く力・咀嚼する力・伝える力・つなげる力・視点拡大・捨てる力
4.異業種交流の効果的な活用方法
5.どんな相手(企業)との異業種交流

第二部:15:40-16:40   グループディスカッション「現状共有」

第三部   16:50-17:50    テーマ別セッション「異業種交流に求めるもの」

交流会 18:00-19:30  交流会 (軽食代1,000円) 

お申し込みはこちらから>>>異業種交流研修

(お問い合わせ)
株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ(担当:高山)
TEL:03-6268-8028
Mail:moshimoshi@i-d-sol.com

PDF版のご案内はこちらから>>>人事向け異業種交流会のご案内

異業種交流に関する意見交換会お申し込み

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メッセージ本文

スペインの統合教育

現在のスペインでは、基本的にすべての子供たちの義務教育は統合教育です。スペインでは小、中学校あわせて8年間の一貫義務教育制になっています。以前は盲学校がスペイン国内5箇所にありました。1984年か5年ごろから、スペイン盲人協会の方針として、子供たちを公立、私立を問わず家から近い学校に通わせる事としました。
この統合教育のパイオニアとなったのがバスク州です。州政府が「教育は万人のためのものだ」という方針を明確に打ち出して、実行したからです。バスク州三県では全国に先駆けて、1984年に「視覚障害者リソースセンター」を開設しました。視覚障害児童を支える教員をチームとして配置するのですが、各教員は視覚障害児童が学ぶ学校に出向いて、点字の教科書の作成、学校への適応訓練等、児童が必要とする教育サービスを行います。一週間に一度の割合で各児童を支援します。この州政府の取り組みに盲人協会が合意し、政府に必要な材料を提供したのです。たとえば、点字教科書作成のために点字印刷機を提供する、白杖の使い方やルーペの使い方、パソコンの使い方を学ぶために盲人協会のリハビリテーション施設と器機、サービスとを提供するといった具合です。これは盲人協会にしかできないことで、まさにその特色をフル活用しています。現在はパソコン等のハイテク機器を使って教育を受ける必要がありますから、視覚障害者関連のパソコンのハードウェアやソフトウェアを盲人協会が提供しています。
たとえば、ビルバオ市のあるビスカヤ県のリソースセンターには、30人の専門家が働いています。3名は点訳専属、22名は教員で一人の教員が7名〜9名の生徒を受け持っています。それぞれの生徒が学ぶ学校を訪れて必要な支援を行うのです。最近は特に視覚障害者用パソコンソフトの習得を、盲人協会が主導で行うことが重要になってきました。また、白杖の使い方、学校内の移動、教師とのコミュニケーション、残っている視力の有効活用(これは全盲の生徒よりも弱視の生徒のほうが多いと言う事情からです)、このような支援を行っています。
ルーペやソフトウェアなどの必要な器機を、盲人協会が無償で貸し出しています。児童は義務教育の間は無償で必要なサービスを受けられます。必要であれば奨学金を申し込むこともできます。盲人協会が奨学金を出すのです。
このようなバスク州の取り組みは、徐々にスペイン国内に広がっていきました。しかし、州によって多少の違いがあります。バスク州では州政府がリソースセンターの必要な経費をすべて負担します。盲人協会は負担しません。たとえばリソースセンターの15人分を州政府が、残りの15人分を盲人協会が負担する、30人全部盲人協会が負担するというところもあります。これは州政府と盲人協会の各州支部との話し合いで、双方の負担率が決まります。
日本では、未だに熱意ある教師や教育委員会の個人的な努力で、統合教育が支えられています。このスペインの事例のように、ヨーロッパの国々では、まず「統合教育」の仕組みをつくります。そしてそれに必要なリソースセンターや教員といった、物的、人的な配置をします。そしてそれにかかる予算を計上します。このような組織だった取り組みが、実りある統合教育に必要なことだと思います。

次に大学のことですが、これは義務教育とはちょっと考え方が異なります。盲人協会では大学レベルの教育を受けようとする人たちは、「自立した大人」とみなします。だから州政府も盲人協会も最低限の支援しかしません。本人が白杖の使い方を教えてほしいと希望すれば、そのサービスを提供します。でも、義務教育児童のような方法での支援ではありません。18歳以上はもう成人ですから、ほかの障害のない成人たちと同じように、自分自身で自分自身のことを決めることが要求されます。奨学金や適応訓練と行ったサービスは受けられますが、義務教育のときとは扱い方が違います。
日本では、大学入試の時間延長が画一的に決まっていますが、スペインでは全く違います。自分が受けたい大学と、どんな形で試験を受けたいのか、どんな配慮をしてほしいのかを、自分で交渉して決めます。大学に入った後も同じで、教科書や授業で配られる資料、板書の文字など、すべて自分で各担当の教授と交渉して決めるのです。「大学生は大人である。大人であるということは、自分で働けるということ」を意味します。だから「自分のことは自分でする」という考え方が、視覚障害のあるなしに関わらず、貫かれています。日本よりも、個人の資質が大きく問われます。
スペイン盲人協会では、外国からスペインに来て勉強する視覚障害者に対しての対応も行っています。州政府の支援と盲人協会の支援両方とも受けられます。まず、盲人協会の支援について、奨学金とリハビリテーションは除外です。ハイテク機器の使い方などのサービスは外国人でも受けられます。そこがスペイン国民である成人の視覚障害者との違いです。州政府はほかの外国人と同じように最低限の支援を行います。それは「教育は万人のため」という方針が土台になっています。
盲人協会は外国人の子供たちには、スペイン国民の子供たちとまったく同じ支援とサービスを行います。でも成人は違います。成人は働くことができるとみなされるので、資金的な支援はしないのです。
(終わり)