大爆笑!アテンドエピソード

弱視の夫と二人で台北に旅行した時のエピソード。
 
2012年ごろだったと思います。台北へのC航空利用のツアーを、日本の旅行会社で申し込みました。理由は単純で、価格が一番安かったからです。旅行会社にツアー申込をして、「二人とも弱視であること」を申告しました。そして、「航空会社に台北の空港でだけアテンド(飛行機を降りたところから、空港を出るまでの案内と誘導)をお願いしたいので、頼んでください」と旅行会社にお願いしました。
 
翌日旅行会社の方が、とても申し訳なさそうな声で電話連絡を下さいました。
 
「あのう…、航空会社にお話ししたところ、『アテンドは行きと帰りの空港セットになっており、それぞれで違う対応はできません。また、障害に関係なく車いすでの移動をしてもらう決まりになっています」とのお答えがきました。いかがなさいますか?」
どっひゃー、今どきまだこんなことってあるんだ!!20年前にタイムスリップしたというのが、私の正直な感想でした。しかし、しかしです!たまたま航空会社の担当者がいけてなくて、大きな勘違いという可能性だってあるかも?しれません。もう少し頑張ってみようと思い、次のようにお願いしました。
「航空会社にこう伝えてみていただけますか?『視覚障害者なので車いすは必要ないこと、二人とも弱視で人の後について歩けること、ゆえに係員一人のアテンドで十分なこと、日本の空港は何度も利用していてなれていること』、この4つです」
 
旅行会社の方は快く承知してくださいました。そう、私たちと旅行会社は、ツウカーなのです。みなさん、よーく考えてみてくださいな。わたしたちの希望は、航空会社にとっても、すごくよい条件ではありませんか?人員は一人だけでいいし、車いすなどの機材を使わずに済むのですから。仕事の量や負担が減ってお客様に喜ばれるなんで、ビジネス的には超ラッキーです!!
 
そして翌日、大爆笑の回答が返ってきたのです。
 
「航空会社から『私どものやり方に同意できなければアテンドはしません』との回答が来ました」
電話口で大爆笑なんて、局の品位にかかわるので必死でこらえ、次のようにお願いしました。
「それはわたしたちのニーズには合わないので、丁重にキャンセルしてください。くれぐれも丁重にでお願いしますね」
勿論、日本の航空会社のツアーに切り替えていただくことも忘れませんでした。電話を切るか切らないかでとうとう我慢が限界を超えてしまい、涙を流して大爆笑しちゃいました。
 
国際線は国内線に比べて選択肢がいろいろありますから、私が受けたいサービスを提供してくれる航空会社を、かなり自由に選べます。国内線のように、その国独自のサービスの考え方や障害者理解のレベルに縛られることもありません。
でも国際線は違います。まさにグローバルな競争なのです。そんな時代にこのサービスモデル、他国ながら心配しちゃいます。同じアジアの国として、日本の局の一人としてアドバイスしたくなります。
 
「もう少し落ち着いて!!ビジネスの基本に戻って考えようよ。誰がお客様?お客様のニーズにできるだけ合理的に応えるにはどういう仕組みづくりをする?」
 
ちなみに、旅行会社は大変良く私たちを理解して、航空会社と私たちの板挟みになりながらも、とても誠実に対応してくれたことを申し添えます。
 
ゆっくりでいいから、グローバル化の競争についてきてね。ぼーっとしてると置いて行っちゃうよー!!

目を使わずにどうやって店を見つけるか

今回は、全盲者がどうやって目的の店までたどり着くかという話題です。
僕自身はもちろん何気無くやっていることなのですが、この手の話題はよく質問されることが多いので、「見える人にとっては興味深いのかな?」と思って、書いておくことにしました。

駅やバス停などの最寄りの公共交通機関までは自力でたどり着くとして、そこから目的の店までのたどり着き方には幾つかの方法があります。

事前に店に道順を聞いておく場合

僕はあまりしないのですが、多くの全盲者が行う方法です。確実性が高いので、僕も心配なときには使います。
電話の際には全盲であることを伝える場合もありますが、大抵は相手がうろたえてしどろもどろになっちゃうので、見える人人を装うことが多いですw

ネットで道順を確認する場合

お店によっては、Webに地図と一緒に道順が書いてある場合があります。電話よりは確実性が低いですが、感覚的には電話よりはストレスが低い気がします。
しかし地図しか載ってないサイトが多いので、空振り率が高いのですがw
健常者でも女性の場合、「地図よりも言葉で道順を教えてほしい」という人は多いので、サイト製作者さんは参考にしてくださいね(^-^)

GPSを使う場合

これは僕が最も多く利用する方法です。特に初めての場所では100%利用しています。
GPSには色々なデバイスやアプリがありますが、僕はiPhoneのアプリを数種類使い分けています。これについては別の機会に、改めて詳しく書きますね。

感覚の使い方

上記のどの方法を使うにせよ、最終的には自分の感覚が頼り。特に店のすぐ近くまで来ているときのラスト5mほど、店の入り口を最終判断する場合、こんな感覚を使っています。

  • 音楽が聞こえてくる場合、そこが出入り口になっているケースが多い
  • 特定の店舗や施設で流す音楽の種類はいつも同じである。したがって、例えばいつもヒップホップを流している美容院が、急にジャズや民謡を流すことは皆無である
  • 香りにはその施設の特徴が出るため、目的の施設を嗅ぎ分けることができる。飲食店なら食材、スーパーマーケットなら成果、書店ならインク、金融機関もATMやCDのリボンから出るインクの香りが目印になる
  • 温度の違う風がくる場合は冷暖房の効果なので、そちらに出入り口がある。ちなみに、顔の大きさ程度の局所的な風なら、換気扇の可能性が高い。また換気扇の風の香りも上述の通り大切なファクターである
  • 足付記マットや金属の板を足で感じたら、その先に出入り口がある。ただし足付記マットで躓くことがある。また足付記マットで点字ブロックが隠されているケースが多い

上記は「設備と管理」で僕が隔月連載している「発想の転換が生み出すこれからのバリアフリー」の、2013年11月号(10月発売)の記事で詳しく書いています。
よろしければぜひお読みください。

次回は外出時の成功談とか失敗話なんかを書こうかと思いますので、特に失敗談は笑って読んでくださいね(^^;

2013年の足あと

January

「イノベーションカンファレンスin名古屋」イノベーションカンファレンス全体風景

小雪ちらつく中、IDS初の大規模ワークショップの開催。
名古屋のリードユーザにも大活躍していただきました!

 

February

「隊長が同棲?初のインターンシップ生がやって来た!」インターンシップ生と隊長の2ショット

名古屋から遥々東京へやってきたインターンシップ生の栗田君。
来るや否や珍事件が勃発!東京での滞在予定だった友達の家がNGに。
泊まるところが無くなってしまったのです・・・そこで急遽、隊長の家にお泊りすることに。1か月半に渡る男2人暮らしのスタートです。
 

March

「今年も行ってきました高尾山」高尾山登頂

毎年恒例(と言っても2回目ですが)の高尾山登山に行ってきました。
前回はケーブルカーに乗って中腹まで一気に登っていましたが、今年は徒歩での完全登頂を果たしました!最後の階段は本当にきつかった?。
だからこそ山の上で食べるご飯&ビールは格別の味!

April

「研修&調査でてんてこ舞いの日々」憧れの青空

新入社員研修やユーザ調査で各々外出する日々。
なかなか3人でオフィスに揃う日も少なく。
そんなときは青空を見上げると気持ちがリセットされます!

 

May

「慶應生にIDWSを体験してもらいました」慶応際学生と一緒にIDWS

牛島ゼミの皆さんにインクルーシブデザインワークショップを実体験してもらいました!
若さあふれるディスカッションはわくわくするアイディアがたくさん。
やっぱり若いっていいですね♪
 

 

June

「NHKラジオすっぴんの収録」ラジオ収録中

ラジオの放送は,まるで一緒にワークショップを体験しているよう。
ちょっとフィールドワークに行った気分で聞いてみてください。
http://radioya.net/files/0712genmba.zip

 

 

July

「イノベーションを生み出すデザイン思考セミナーwith日経BP社」デザイン思考セミナー

東京での初の大規模セミナーの開催。
100名超える参加者に会場は熱気でいっぱいに。
講演から事例発表、ワークショップまで盛りだくさんな1日でした。

 

 

August

「沖永良部島ライフスタイル実体験with石田先生ご夫妻」沖永良部での畑作業

東北大学大学院の石田教授の沖永良部のお家「酔庵」で1週間のライフスタイル体験してきました!
まさに自然を活かし、自然に活かされているということを肌で感じた1週間。
島の人々のあたたかさもたっぷり頂きました。

 

September

「ユニバーサルキャンプin八丈島」UDについて話を聞く

今年も新たな出逢いと気づきを得る事ができました。
去年以上に今年感じた事は受け身ではダメということ。
待っているだけでは情報もとることができないし、相手が何を思っているかということもわからないし伝わらない。
積極的なコミュニケーションをとることで繋がるということを体感できた3日間でした。

 

October

「バックキャスト思考セミナーon東北大学」バックキャスト思考セミナー

人間って不思議です。リードユーザの「ために」アイディアを考えるとフォアキャスト思考になってしまうんです。そんなジレンマと戦いながら考えたバックキャスト思考のアイディアはリードユーザと「ともに」楽しめるアイディアばかりでした。

 

November

「毎月開催のインクルーシブデザインワークショップ体験会」インクルーシブデザインワークショップ体験会

去年から毎月開催している体験会。
今年は、「高齢者社会の安心安全で楽しい外出をデザインしよう」をメインテーマに。
最近のプロトタイプ発表は、1分間のCM寸劇。
はじめて会った企業担当者同士も短時間でぐっと距離が縮まるんです。
イノベーションだけでなく、チームビルディングにも効果ばっちりですね!
 

 

December

「セブン銀行ATM体験会」セブン銀行ATM体験会

今年最後のイベントは、隊長が教える視覚障がい者向けATM体験会。
音声ガイダンスサービスを利用した操作は受話器を使います。
はじめての体験する人も多く、「これなら自分でできる!」と満面の笑みを浮かべていた参加者の顔が今でも忘れられません。

 


今年一年大変お世話になりました。

今年は新たな出逢いだけでなく、懐かしい出逢いが多くの繋がりをつくってくれた1年でした。
これからも皆さまとのご縁を大切にし、前へと進んでいきたいと思います。

2014年もインクルーシブデザイン・ソリューションズどうぞよろしくお願い致します。

井坂智博・松村道生(隊長)・高山希
今年一年ありがとうございました。

 

ATM体験会ワークショップ開催終了しました!

音声ガイドサービスATMを参加者が操作している2013年12月4日(水)に開催した「みんなのATM体験ワークショップ」が無事終了致しました。
当日は、18名(各回9名)の視覚障がい者の方にご参加いただき音声ガイダンスサービス付のセブン銀行ATMの操作を体験をして頂きました。
はじめてATMの機器に触れた方、過去に一度だけ触れたけど途中で操作ができなくて諦めた経験のある方、他行のATMを利用している方など、経験も知識もさまざまな方々にご参加いただきました。

ATM体験会と並行して開催した座談会では、「日常のお金の引き下ろしってどうやっているの?」「金融機関で体験した困ったエピソード」など参加者同士の情報交換の場として、普段なかなか聞けないお金の話についてお話いただきました。
また、当日ご協力いただいたセブン銀行の方々にも座談会に加わっていただき、ATM操作についてや仕組み、ATM機器の開発秘話などさまざまな質問にお答いただきました。


(参加者の声)

  • 思ったよりも簡単だった!
  • 私でもお金の引き下ろしができちゃった。これで人に頼まなくても一人でATMが使える
  • 今日の体験会に参加して本当によかった
  • 家の近くにセブンイレブンはないけど、外出した時にセブンイレブンを探せばセブン銀行を見つけられるから安心して外出できそう
  • これからは外出の際にセブンイレブンを見つければ気軽にお金がおろせる
  • この体験をもっと多くの視覚障がい者の人に広めたい
  • 全国どこのセブン銀行を利用しても操作方法が同じというのは素晴らしい!

参加者同士の情報交換の場

 視覚障がい者向け「みんなのATM体験ワークショップ」

日程:2013年12月4日(水)
    1回目13:00?15:00 / 2回目15:00?17:00
場所:イトーヨーカドーアリオ西新井店セブン銀行出張所
    東武伊勢崎線「西新井駅」西口から徒歩8分
定員:各回定員8名
共催:東京都盲人福祉協会・青年部会
    株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ
協力:株式会社セブン銀行
 

ATM体験についてのお問い合わせは電話もしくはメールにてご連絡ください(担当:高山)
TEL:03-6268-8028
メール:moshimoshi@i-d-sol.com

みんなのATM体験ワークショップ

定員に達したためお申込み受け付けを終了致しました。
たくさんのお申込みありがとうございました。

目の不自由な方向けに音声ガイダンスで操作が可能なATMが身近にあることをご存知ですか?セブン銀行様のご協力で視覚障がい者の方に向けたATMの音声ガイダンスサービスの操作について体験会を実施します!

講師は隊長こと弊社代表の松村道生が実施します。視覚障がい者の松村だからこそ気づくポイントや使い方のメリットが盛りだくさんのワークショップです。自分のペースで利用体験ができますので、ちょっと利用を躊躇していた方もぜひこの機会にご体験下さい。


視覚障がい者向け「みんなのATM体験ワークショップ」
日程:2013年12月4日(水)
   1回目13:00?15:00 / 2回目15:00?17:00  
場所:イトーヨーカドーアリオ西新井店セブン銀行出張所
   東武伊勢崎線「西新井駅」西口から徒歩8分
   ※当日駅までの徒歩での送迎はあります
定員:各回定員8名 
共催:東京都盲人福祉協会・青年部会
   株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ
協力:株式会社セブン銀行
対象:視覚障がい者の方限定
   ※付添いの方はご参加できませんのでご了承ください

(内容)
みんなのATM体験ワークショップ(※AとBを同時並行にて実施します)
A:触って納得!ATM体験
 音声ガイダンスATMの操作を実際に体験してもらいます!

B:話して納得!プチワークショップ
 ATMの操作についてや日常のお金の管理でちょっと困っていることなど、皆さんでディスカッションしていただきます。 

お申込み・お問い合わせは電話もしくはメールにてご連絡ください。(担当:高山)
TEL:03-6268-8028
メール:moshimoshi@i-d-sol.com

「バックキャスト思考」1日講座

講座名:「バックキャスト思考」1日講座
日程:2013年10月31日(木) 10:00?17:50
場所:御茶ノ水 ソラシティカンファレンスセンター
定員:80名
主催:日経BP社 課長塾

プログラム

第1部:【基調講演】「バックキャスト思考で考える新しい“ものづくり”の考え方」
       
       (講師)
       東北大学大学院環境科学研究科 教授  工学博士 石田秀輝氏

第2部:バックキャスト思考ワークショップ
       リードユーザと共にバックキャスト思考で考えるアイディアワークショプの実施

       (ファシリテーター)
       名古屋商科大学ビジネススクール客員教授
       株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ 代表取締役社長 井坂智博氏

当日のワークショップの様子

フィールドワーク(駅の切符売り場)フィールドワークスタート!
まずは駅の券売機で乗車券の購入をしてみました。視覚障がい者の人ってどうやって切符を購入しているのだろう?そもそも券売機の場所をどうやって見つけているの?などなど参加者の皆さんの疑問や興味関心は尽きません。
気づいたことやリードユーザが行っている工夫は付箋にどんどんメモしていきます。
   

車いすユーザと一緒にフィールドワークフィールドワークへ御茶ノ水周辺にグループで移動。車イスユーザが入れるランチの場所を探すのはなかなか大変です。
写真で見ると平らな道ですが、実は緩やかな傾斜があるんです。日常の私たちは意識していませんが、リードユーザと一緒に行動することで気づく視点の1つです。

グループで気づきの共有

 

フィールドワークから戻ってきた気づきをグループで共有中。
自己紹介のときは緊張していたグループメンバーが、1つのチームとなってディスカッションをしていました。リードユーザとほんの少し街中を歩いただけなのに、気づきや工夫がどんどん溢れて出てきています。

グループディスカッション

 

熱気溢れるワークショップの会場。
今日はじめて会った方々とは思えない一体感ある雰因気に圧倒されます。
このワークショップでは企業名も肩書きも年齢も関係無し。誰もがフラットな立場で自分の意見を発信し、グループでアイディアを良いものに創り上げていきます。皆さん、笑顔も真剣な表情も本当に素敵なんです!

 

参加者の声

  • 新しいものに出会えたという感覚。考えることの楽しみ方がわかった。(男性・システム営業)
  • 新企画・立案に行き詰っており、新しい切り口での発想ができそうと思いました。社会的にも広めたいと思います。(男性・製品企画)
  • ポジティブシンキング、気づき等、会社であたりまえの考え方を少し変えるだけでいろんな見方ができることを学び非常に参考となった。(男性・製造業)
  • まだまだできると感じた。アイディアが生まれる良いきっかけとなった。(男性・製造業)
  • リードユーザが変わるたびに新たな気づきと気づいたことが確信に変わっていくことが楽しく有意義であった。(男性・企画)
  • リードユーザの視点での気づきを多く得られた。バックキャスト思考の大切さは理解できたが、その視点で考えることが非常に難しいことを体験できた。また、どのように考えるべきが、糸口を少し見つけることができた。(女性・研究開発)
  • リードユーザの視点は通常の業務では得る事が出来ないもの。確かにそこに新たなビジネスチャンスがあるのではないかと感じました。(男性・不動産)
今後のセミナーや体験会についてはこちらから>>> 

第3回メンタルヘルスケアセミナー

開催ご案内四つ葉のクローバーの絵

【日時】   9月19日(木) 13:30~17:30
【場所】   東京国際フォーラム ガラス棟会議室6階 G607
       有楽町駅より徒歩1分 東京駅より徒歩5分
【参加費】  お一人 3,000円(税別)
【対象】   メンタルヘルス・WLB・障がい者雇用担当者・
       部下の育成やコミュニケーションに悩んでいる方
        一般社団法人 日本ダイバーシティ推進協会
        ※内閣府地域社会雇用創造事業社会的事業コンペティションにおいて採択

         >>お申し込みはこちら

発達障がいの“心の目が見えない状態”と、視覚障がいの“目が見えない状態”を体感することで、コミュニケーションから取り組むメンタルヘルス予防や早期発見の手法が実感していただき、活用できるようにいたします。

【3つのポイント】

・当事者から学ぶ
講師は、実際にうつ病や精神疾患を経験し克服した経験を持っています。当事者だからこそ伝えられる具体的な対処方法を聞くことができ、現場の方にとって非常に有効な内容となっております。
・ワークショップで実体験
自分の気持ちがうまく伝えられないという患者の実体験を、当事者も一緒に参加したワークショップにてご体験いただけます。
・活用事例の紹介
メンタルヘルスケアをセルフマネジメント研修としてポジティブに捉え、社内研修として活用したトヨタテクニカルディベロップメント株式会社様の事例をご紹介します。

    

【プログラム】

?第1部?
「見えない情報の言語化」から学ぶコミュニケーション術

?第2部?
社内研修として活用した事例の紹介
トヨタテクニカルディべロップメント株式会社
佐野雅人氏(理事)

?第3部?
共有と実感のためのインクルーシブデザイン・ワールドカフェ
「本日の気づきを行動に変えるために」

 

【講師プロフィール】

肥後 道子 (和声) ひごみちこ(わせい)

一般社団法人 日本ダイバーシティ推進協会 代表理事/コーチングアカデミーインストラクター

かつて飲食、介護などサービス業に従事。店舗の事業再生プロジェクトリーダーとしても活躍。その後コミュニケーションの専門家である現在のコーチングインストラクターとなる。言語・非言語の両輪からコミュニケーションを分かりやすく伝えるのが特長。プロコーチの技術を活かし、愛知県の若者就労支援のメンターや、厚生労働省委託事業の電話相談員も担当。1対1から1対多までセッションを実現するコミュニケーション講師として活躍中。車両開発メーカー、大学、新しい公共事業イベントなどで1対100名で参加型の研修を実現した実績を持つ。

 

【お申込み方法】

お申し込みフォームよりご入力いただくか、ご参加者のお名前 /会社名・部署・お役職/ ご連絡先電話番号/メールアドレスを明記の上、下記連絡先(担当 松村)までメールもしくはFAXにてお申し込み下さい。
Mail: moshimoshi@i-d-sol.com
Fax:03-6268-8029

【セミナーに関するお問い合わせ】

株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ
Tel:03-6268-8028  担当 / 松村 道生
Mail:moshimoshi@i-d-sol.com 

 

「イノベーションを生みだすデザイン思考」セミナー

セミナー名:「イノベーションを生みだすデザイン思考セミナー」
日程:2013年7月27日(土)13:30?17:50
場所:御茶ノ水 ソラシティカンファレンスセンター
定員:150名
主催:日経BP社 課長塾
       日経BPビジョナリー経営研究所

プログラム

第1部:【講演】デザイン思考によるイノベーションの創出
     名古屋商科大学ビジネススクール客員教授 川島俊之氏

第2部:革新的なアイディアを生み出す体験型ワークショップ
     名古屋商科大学ビジネススクール客員教授
     株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ 代表取締役社長 井坂智博氏

第3部:事例紹介
     【花王事例紹介】
      デザイン思考による超高齢社会のビジネスデザイン
     ?モノからコトへのデザインシフト?
     花王株式会社 アクティブシニア事業センター 横須賀道夫氏

     【トヨタテクニカルディべロップメント事例紹介】
     デザイン思考を起点とした技術者の意識改革への挑戦
     ?忘れてはならない、創造の場を与えることの大切さ?
     トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 理事 佐野雅人氏

第4部:ワールドカフェ

当日のワークショップの様子

セミナー開始120名を超える参加者で会場は満員。
商品開発や技術者の方だけでなく、人材育成やサービス業などさまざまな業種・職種の方々にご参加頂きました。また、学生の方のご参加もあり、皆さん熱心に講演を聴かれていました。
   

 

 

ワークショップ風景1ワークショップ風景3ワークショップ風景2

はじめて会った隣の席の方と一緒に「お財布をデザインする」ワークショプの開始です!
まずは、相手のお財布体験のヒアリングです。びっくりするようなお財布体験が会場のあちこちから飛び出して来ました。最終アウトプットは皆さん斬新なアイディアばかりでした。「お財布を持たない」なんてアイディアを考えたペアもいました。

 

ワールドカフェセミナーの最後はワールドカフェ気づきの共有タイムです。
多くの企業の方々との情報交換の場となり、ディスカッションがどんどんと盛り上がって行きました。ストップ!と言わなければいつまでたっても話は尽きない雰因気で最後まで熱気溢れるセミナーとなりました。「あっという間で時間が足りない!」という声も多数寄せられました。次回はたっぷりと時間をとったワールドカフェを実施致します!

 

参加者の声

  • 体験を通して得られる発見だけでなく、意識の向上や自主性も得られるというのは“確かに”と思い感動した。(女性・デザイナー)
  • デザイン思考に関する取組み・考え方、・興味をどんな人たちが持っているのかを情報収集できた(男性・製造業)
  • 多方面から見ていると見えないものが見えてくるんだと思いました。(男性・教育系)
  • ワークショップにてデザイン思考のプロセスを体験できた。参加者同士で話をすることができ、デザイン思考についてどのように考えているのか聞けたのが良かったです。(男性・経理財務)
  • デザイン思考についてはじめて考えを深められた。今まで考えたことのないプロセスでこらから考えられたおもしろいと思った。(女性・金融)
  • 色んな業種のイノベーションへの取組みを聴くことができた。また、「見えないブランディング」というワードが印象的だった。(男性・マーケティング)
今後のセミナーや体験会についてはこちらから>>> 

同居を始めて思うこと

先日のFacebookでも書きましたが、私、なんと現在同居中です。
お相手は名古屋から弊社にインターンで来ているK君。20歳、ぴっちぴちの……男
性ですw
もともと関東の友人宅を点々とする予定だったK君でしたが、インターン開始前
日になってその友人が骨折。宿泊先が無いということで、突然の同居生活が始
まったというわけです。

K君にとっても突然の、そして発の全盲との同居となり、かなり戸惑ったかと思
いますが、今回はそんな生活の中での松村の心境の変化について少し。
約3週間の同居生活で、主な変化は二つありました。

  1. 目が見える人と一緒に生活することによる生活の利便性の向上
  2. 誰かと一緒に住むことによる内的な心境の変化

生活の利便性の向上

これについてはわかりやすいですよね。

  • 食べ物の賞味期限がわかる
  • 郵便物や書類を読んでもらえる
  • 日々の買い物に出かけたときにサポートをお願いしなくていい
  • 歩くスピードが段違い

などなど、“自分の生活ってこんなに時間がかかってめんどくさかったのか”と思
うことばかり。
盲学校での寮生活で同じ視覚障がい者(弱視含む)と集団生活をしていたことは
あっても、見える人との生活は20数年ぶりの身としては、やはりその便利さを感
じてしまうと共に、正直言って多少の悔しさというか、“今までの生活はなん
だったのか”的な重いも少し感じてしまいます。

内的な心境の変化

これは自分でも以外な変化でした。
今までは自分ひとりの生活なので、正直だらけている部分が多かったと思いま
す。自炊を諦めたり、お風呂に入らなかったり、洗濯物をためてしまったり……。
ところがK君が来て以降、家事や炊事にそれほど抵抗感が無くなってきたんで
す。具体的には“先のことを考えて、今できることをする”ようになってきまし
た。例えば

  • 明日の朝食のことを考えて、前の日の夜に炊飯器をセットする
  • バスタオルの残り枚数を数えて洗濯機を回す

というようなことです。
文字にしてみるとなんとも無いことですし“それくらいやっとけよ”という意見も
聞こえそうですが、大きな、そして以外な変化でした。

まとめ

“誰かのためになることの方が動きやすい”とか“一人で生きていけないんだな”と
か、感じるのでした。

スマートフォンが変える視覚障がい者の世界

株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ
取締役 松村 道生

初めに

iPhoneとかスマートフォンとか騒がれる用になって数年立ちました。
いまやショップをのぞいてみても、従来型のいわゆる“ガラケー”は影を潜め、ほとんどがスマートフォンになっています。

このスマートフォン、いったいわれわれ視覚障がい者には利用できる物なのでしょうか。
そして、利用することのメリットは何でしょうか。利用すると何がどのように変わるのか、そして今後の課題は何でしょうか。
ここでは私の活用方法や利用可能なアプリを紹介しつつ、こう言った事柄について考察していきます。

スマートフォンと視覚障がい

いきなり結論から書くと、スマートフォンは視覚障がい者にも利用可能です。
iPhoneではアクセシビリティ、Androidではユーザー補助という設定項目があり、その 中に音声読み上げや画面拡大の綱目があります。

ただし後述するように、その利用方法や完成度は機種によって様々です。なのでここから先は特に断りの無い限り、私がメインで利用しているiPhone、iPadと言ったいわゆるIOS系のデバイスについて説明していきます。

松村の利用シーン

まずは、私が1日の中でiPhoneをどのように利用しているかを紹介します。どんなことができるかについて、おおよその理解をいただけると思います。(“…”内はアプ リ名)

  • “時計”の目覚ましで起床
  • “天気”で天気をチェック
  • 通勤電車内ではRSSリーダーで新聞を閲覧、“Music”アプリで音楽を試聴
  • “電話”で個人の電話、“050 Plus”で仕事の電話の使い分け
  • “マップ”で営業先の地図を仲間と共有
  • 様々なナビゲーション系のアプリで目的地まで移動
  • “Garageband”で趣味の作曲
  • “ボイスメモ”でバンド演奏を録音、バンド仲間とメールで共有
  • 音声秘書のSIRIで目覚ましを設定して就寝

iPhoneとらくらくフォン

視覚障がいの利用者が多い代表的な携帯として、富士通のらくらくフォンがあります。両者の違いを考察してみましょう。

基本的に、できることにはそれほどの違いはないはずです。ネットや電話と 言った 基本的な機能は勿論、視覚障がい者にとって重要なDaisy、カメラによる色認識、GPS によるナビゲーション、乗り換え案内や占いまで、両者とも利用可能です。
iPhoneにはお財布ケータイやワンセグが搭載されていないことを考えると、らくらくフォンの方が高機能とも言えます。

柔軟性

iPhoneの最大の特徴は“柔軟性”にあるのではないでしょうか。
らくらくフォンではあらかじめ搭載された特定の機能しか利用できないことに対し、 iPhoneを初めとするスマートフォンでは世界中の数10万のアプリが、自分の思い通りにいつでも出し入れ可能です。

この特徴は非常に重要で、例えばシンプルに使いたい人はシンプルな使い方ができ 、逆に何でもやりたい人は何でもやっていいという、その人流の使い方ができるということにつながります。
利用者が「こんな余分な機能はいらない」とか「低機能過ぎる」とぼやくことが極端に少なくなるわけです。

経験のデザイン

またこのことは、利用者の遊び心や挑戦心を刺激します。利用者は「こんなことが できないか」と思ってアプリを検索し利用してみることで、生活や経験を自分でデザインできるようになります。
少し抽象的な表現なのですが、私の場合、「健康管理ができないか」と調べていて、 最終的に体重計と連携するアプリを見つけて購入しました。従来のようにただ音声で 読み上げるだけの体重計と比べ、その推移が時系列で確認でき、またSNSと連携することで思わぬ抑制力も働くようになりました。

リソースの共有

らくらくフォンが高齢者や障がい者という特定のターゲットを対象にした商品であるのに比べ、iPhoneは誰でも利用できる=ターゲットを限定していないという違いがあります。
また別の視点として、らくらくフォンはiModeサイトの多くが日本製なのに比べ、 iPhoneでは海外のアプリやサイトが利用できるという特徴もあります。

健常者と障がい者、国内と海外というボーダーが無くなることで、私たち視覚障がい者も多くのリソースを利用できるようになります。
“みんなと同じものが使える”ということは、感情面でもその他の面でも、非常に有意義です。わからないときには質問できる人が回りに沢山いるということですから。

iPhoneとアンドロイド系端末

スマートフォンは、IOS系とAndroid系の2種類に大きく分けられます。一般的な違いについては割愛するとして、視覚障がい者的には次のような違いが影響してきます 。(それぞれiPhone4s+IOS6.01、Nexus7+Android4.1で検証)

利用に至るまでのハードル

iPhoneでは初期状態で“Voiceover”という音声読み上げ機能が組み込まれており 、追加のアプリをダウンロードすることなく利用可能です。
またパソコンにインストールしているiTunesからVoiceoverを有効にすることで、視覚障がい者でも独力でiPhoneを利用できる状態にすることができます。

Androidでは“Talkback”という読み上げ機能が組み込まれているものの、追加で 日本語音声合成アプリをダウンロードする必要があり、この操作が視覚障がい者独力ではハードルが高いと感じました。

各端末間の動作の違い

IOSデバイスでは、OSのバージョンが同じなら、基本的な操作の仕方はiPhoneでも iPadでも同じです。
これに対し、Android系ではOSのバージョンが同じでも、各メーカーや端末毎に動作が違う点が見受けられました。
例えば“2本指で下にスライド”というジェスチャーでも、動作する端末としない端末があります。

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漢字の詳細読み

IOSでは6.0で念願の漢字の詳細読みが実装されました。これによりメールやSNSの投稿などが気兼ねなくできるようになったと感じています。
Androidは4.1では詳細読みは実装されておらず、今後の対応が期待されます。

iPhoneのアクセシビリティ

iPhoneでは“設定”→“一般”→と進むと“アクセシビリティ”という綱目があります。この中の様々な機能を利用することで、いろいろな方に適した状態でiPhoneを 利用することができるようになります。
ここではその概要を紹介しつつ、全盲の利用者向けの機能であるVoiceover について解説していきます。

以下に主なものだけをまとめます。

Voiceover
全盲の利用者向け(後述)
ズーム機能
高齢・弱死者向け。文字だけでなく、画面全体を好きなように拡大可能。
色を反転
弱支社向け。いわゆるハイコントラスト表示。
補聴器
聴覚障害者向け。対応する補聴器との同期が可能。
アクセスガイド
学習障がい者向け。アプリの中で使いたくない機能を隠す。
Assistivetouch
肢体不自由者向け。物理的なボタンの代わりに画面上に仮想のボタンを表示。

Voiceoverの概要

ご存知の通り、スマートフォンには物理的なボタンがありません。利用者は 画面上 の文字や絵に触れる(=タッチ)ことでスマートフォンを操作します。iPhoneでは Voiceoverを有効にすることで、全盲の利用者向けの環境を実現しています。以下に詳しく解説します。

操作の基本

最も基本的な操作の仕方は、1本の指で画面に触れることです。iPhoneは通常指で触れることで動作しますが、Voiceoverが有効なときには、指で触れたときには単にその対象を読み上げるだけにとどまります。読み上げた箇所は黒の枠で囲われるので、 視覚的にもどこを読んでいるかがわかります。そこを実際に動作させたいときには、 以下のどちらかの方法を使います。

ダブルタップ
いったん指を離して、画面をすばやく2回たたく
スプリットタップ
指を押さえたままで、別の指で1回画面をたたく

利用者は画面に指をつけたままスライドさせることで画面内用を把握し、動作させたいアプリやリンクを見つけたら上記のどちらかのジェスチャーを行います。この繰り返しでiPhoneを操作していきます。

2通りの使い方

Voiceoverの優れた点は、利用者にいくつかの使い方を提供している点にあります 。上で紹介した1本指の操作では、利用者は画面のレイアウト、どこに何が書い てある かを知ることができます。

これに対して画面を1本指で左右どちらかにはじく(=フリック)ことで、読み上げ 箇所を右や左へ移動させることもできます。
Voiceoverでは通常、画面の左上のものを最初に読み上げます。ここで右にフリックすることで読み上げ箇所を右へ移動させ、右端まできたらすぐ下の左端へと移動させることができます。左フリックで逆方向へ移動します。

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このことはとても重要です。利用者は画面レイアウトを意識せずとも、音声を聞いているだけで目的の情報を探すことができるからです。PCのスクリーンリーダーや音声ブラウザでネットを閲覧するとき、画面のレイアウトがわからずともカーソルキーを操作するだけで情報を探せることに似ています。

私も上記2通りの使い方を臨機応変に使うことで、快適にiPhoneを操作しています 。アプリを選んで立ち上げるときには1本指の操作、新聞の見出しが並んでいるようなとき、あるいは小さなリンクを探すときには左右フリックと言った具合に使い分けています。

主なジェスチャー

Voiceoverの設定画面の中には“操作練習”という機能があり、ここで様々なジェスチャーの練習と解説を受けることができます。うまくいくまで練習できるので、不安が少ないと思います。
以下によく使うジェスチャーの一例を記します。

1本指で右または左にフリック
読み上げ対象を移動させる。
1本指で上または下にフリック
後述のローター設定により動作が異なる。1文字ずつ読み上げ、1行ずつ読み上げ、言語の変更、読み上げ速度の調整、リンクや見出しへのジャンプと言ったことが可能。
2本指で画面上を回転
ローター設定の変更。上記縦フリック時の動作を選択。
2本指でダブルタップ
電話の応答、音楽の再生、カメラのシャッター、ストップウォッチの開始と停止 など。
3本指で上下左右にフリック
画面を上下左右にスクロール。

ネット上には様々な解説がありますので、参考にしてください。

点字ディスプレーとの同期

Bluetoothを搭載している点字ディスプレーの一部では、iPhoneと同期させて読み上げ内容を点字で出力することが可能です。残念ながら日本語ではマスアケに問題があるため読解には苦労しますが、IOS6.0になってかなり改善されました。
これにより、例えばカラオケボックスで曲をネットで検索し、歌詞を点字で読みながら歌うと言ったこと、あるいは盲聾者の利用にも一定の可能性が出てきたと感じています。

今後の課題と展望

最後に課題と展望についても考えてみたいと思いますが、よく議論のネタになる“キーのあるなし”については割愛します。現在はいろいろなガジェットが出ており組み合わせることで手助けになること、VoiceoverやTalkbackの機能がそれなりに充実していること、世の中の流れとして物理的なキーの現象は避けられないと感じることが 理由です。

課題を整理してみると、視覚障がい者にとってのIT化前期の頃と同じ課題が見えてきます。

ノーハウ、情報の伝達

視覚障がい者にとってPCの操作がある程度高いハードルだったのと同じように、 iPhoneの操作も慣れや経験、スキルを必要とします。これを伝える“スマホ講習会” のようなものが必要ではないでしょうか。

またアプリ作成側に対して、視覚障がいを初めとする種々の障がい者の存在 を広め 、対応可能なアプリ政策を促すことも重要です。

視覚障がい者の利用方法が社会を変える?

IOS5.0で搭載された音声秘書“SIRI”だが、この原型はVoiceoverの機能の一部だと感じています。

以下は個人的な主観ですが、VoiceoverにはもともとSIRIに類似の機能があり、指定した人に電話やメールを送ることができました。IOS5.0でこの機能が拡張され、少し楽しさを加えたものをSIRIとして搭載していると思います。
視覚障がい者の利用方法を健常者が分析し取り入れた例と言えます。

このことからもわかるように、視覚障がい者がスマホを利用しその感想や提案を企業へ伝えることで、視覚障がい者のための機能ではなく、健常者にも便利な機能として搭載されること、その結果われわれの暮らしがより便利になるといったことは、現実としてありうるのではないでしょうか。

スマートフォンはとっつきにくいものだとは思います。しかしうまく利用することで、今までとは違う生活スタイルになるだけで、決して何かが不便になるといったことにはつながらないのではないでしょうか。